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2021.3.25(Thu)


3月の誕生石としても有名なAquamarine(アクアマリン)。
まるで水を閉じ込めて宝石にしたような淡い水色、ピュアブルーがとても美しい宝石、、今日はそんなアクアマリンの話です。


アクアマリンの由来

アクアマリンのアクアはラテン語で「」、マリンは同じく「」を表しており、まさに「海の水」という見た目通りの名称です。

アクアマリン原石


和名は藍玉または水宝玉です。和名も水に由来した名称ですね。
また、結婚4年目(花婚式)の結婚記念石でもあり、花嫁さんのサムシングブルーにも用いられる人気の高い宝石です。

【アクアマリンの歴史】

古代ローマ時代には船乗りが航海するときに、良い旅を約束してくれる石、海の安全のお守りだったと伝えられています。

また、ロシアの女帝エカチェリーナ2世や、フランスのマリー・アントワネットなど有名な女性たちもこのアクアマリンの魅力に心奪われたことが記録にも残っています。アクアマリンは「夜の女王の宝石」とも呼ばれていました。
夜のパーティーで室内のロウソクの火の光を受けたアクアマリンは他のどの宝石よりも美しく輝いたのだそうです。

マリーアントワネット

【アクアマリンの産地】

ブラジル、ロシア、パキスタン、モザンビーク、マダガスカル、インド、アメリカなど様々な国から産出されます。
中でもブラジルのミナス・ジェライス州にあるサンタマリア鉱山で採れたアクアマリンをサンタマリアアクアマリンといいます。
非常に濃くて高品質なアクアマリンです。しかし1920年頃に閉山してしまい、現在は採掘されていません。
その後サンタマリアアクアマリンに匹敵する濃くて高品質なアクアマリンがアフリカのモザンビークで採掘され始め、これはサンタマリアアフリカーナと呼ばれ、高い値で取引されています。

【エメラルドとは兄弟?!】

アクアマリンは宝石名ですが、鉱物名はベリルといいます。ベリルというのは様々な色の宝石をつくり出している鉱物で、色合いによって宝石名が変わります。
  • 水色⇒アクアマリン
  • 緑⇒エメラルド
  • ピンク⇒モルガナイト
  • 赤⇒レッドベリル
その他、無色透明⇒ゴシュナイト、黄色⇒ヘリオドールなどがあります。ちなみに最も稀少で高価なのはレッドベリルです。
ベリルグループのなかではエメラルドがよく知られていますが、アクアマリンとエメラルドは実は兄弟石だったのです。 
MachuPicchuJewerlyエメラルドラップブレス
エメラルドのジュエリーはこちらでチェック!⇒

これらの色の違いはベリルに含まれる成分によるものです。エメラルドはバナジウムやクロムなどがメインの宝石なのに対して、アクアマリンには微量の鉄が含まれ、この鉄がアクアマリンならではの青みをつくり出しています。
他に、エメラルドが内包物や傷が多いのに対しアクアマリンにはほとんどないというのも大きな違いのひとつです。

また、モルガナイトは別名でピンクアクアマリンとも呼ばれ、アクアマリンと兄弟というのがわかる呼び名です。
ダイヤモンドグループだとピンクダイヤモンド、ブラックダイヤモンドと呼ばれ、色によって宝石の名称は変わらないのですが、このようにベリルグループは色によって宝石の名称が全く変わります。


【アクアマリンの色、特徴】

透き通ったクリアなピュアブルーのものがよく知られていますがピュアブルーのなかでも濃いもの、薄いもの、少し緑がかったものなどが存在します。また、白が混ざった不透明な水色のものまで存在しています。これをミルキーアクアマリンといいます。
ミルキーアクアマリン
ジュエリーにおいてはクリアで透明感のあるものが好まれ、彫刻や置き物などにおいてはミルキーアクアマリンが好まれる傾向にあります。(以下からはクリアで透明感のあるアクアマリンについて述べます)

そして、ジュエリーに用いられる市場のアクアマリンは色をより濃くするために加熱処理が行われることが増えています。非加熱のものもほんの少し出回っていますが近年は天然で色が濃いものは少なくなってきており大変貴重です。

ただ、加熱処理されているものは価値が低いのか?というとそうではありません。現在の鑑別技術では加熱、非加熱の鑑別が困難で、鑑別機関でも「通常加熱処理が行われています。」と表記されます。
また、宝石の硬さを表す尺度のひとつに「モース硬度」があり、ダイヤモンドを最高硬度の10と表記するのですが、アクアマリンは7.5〜8と比較的硬度が高くジュエリー向きの石です。

【アクアマリンを使ったジュエリー】

MachuPicchuJewerly ラップブレス/ネックレス
aquamarinewrapb.jpg
こちらはアクアマリンをふんだんに使用したラップブレスです。
澄んだピュアブルーがいつまでも眺めていたい美しさ、透明感のある女性らしさを演出。
手首に巻きつけるだけでなく、一連や二連でネックレスとしてもお使い頂けます。

aquamarinewrapb2.jpg

私たちスタッフは、ラップブレスを2種類から3種類重ね付けをして楽しんでいます。
(写真は、アクアマリンムーンストーンを重ね付け中。ネックレスはラピスです)

アクアマリンネックレス

軽くて着け心地がいいのもあって、どんどん重ね付けしたくなっちゃうんです。

その他の石の重ね付けできるラップブレスはこちらでチェック


アジャスターは14KGF(ゴールドフィルド)です。
シルバーの地金に14Kを熱で圧着させ、剥がれにくいため長くゴールドの風合いがお楽しみいただけます。
ニッケルも使用していないため、アレルギー反応も出にくい素材です。 (全てのアレルギーの方には対応していません)


★MachuPicchuJewerly★

細やかなデザインでシリーズランナップも多く、サニーでも人気のブランドです。
サニーサンデービーチでは、ロサンゼルスのマチュピチュジュエリーより自社輸入販売しています。


いかがでしたか?

Next...About Silver

 ~次回は親しみやすいジュエリー素材、シルバーのお話

どうぞお楽しみに。


ライター情報:サニーサンデービーチスタッフ歴5年 Miho

サニー随一のハワイ好き。(サニーハワイブログの筆者)

海外旅行の趣味が高じて口コミライターとしての活動も。その本数はなんと月100本以上。

その経験と知識を生かしてサニペディアを担当。



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